

会社紹介のスライド資料を作ることになりました。
最初は「シンプルにまとめよう」と思っていました。
手作業でゼロからやる気はありません。章の構成からデザインまで、ゼロからやったら1週間はかかります。
そこで作業をAIに投げることにしました。
まずは構成を設計する#
スライドを作る前に、まず「何をどの順番で伝えるか」を決める必要があります。
まずNotionでNotion AIを使い設計書を作りました。これまでの会議議事録の文字起こしをNotion AIに読み込ませると、スライドの構成案が次々と出てきます。なんと、全体の7割くらいはこの自動生成でできました。
残りの3割は手作業で補って、構成を整えていきました。各セクションに詳細な紹介を足していくうちに、気がついたら49枚の構成になっていました。
設計書には各スライドの「見出し」「伝えること」「Before/Afterの構造」まで書き込みました。AIに「こういう内容をこの順番で入れて」と指示するための地図みたいなものです。
AIにスライドを生成させる#
設計書ができたら、次はスライド生成ツールの出番です。
使ったのはGPT-image-2。OpenAIの画像生成AIで、テキストの指示からスライドの画像を生成できます。
設計書をCodexに投げて、49枚を一気に生成させました。セクションごとに分けるのではなく、まとめて出すスタイルです。
生成には時間がかかります。待っている間に別の作業を進めていたので、実質的な作業時間は2時間半ほどでした。
もちろん一発で完成品が出るわけではありません。あとでPDFにまとめてレビューし、気になった箇所を微調整する工程が必要です。
完成したPDFをレビューする#
スライドが揃ったら、PDFにまとめてPreviewで通し読みしました。
6ページ、12ページ、15ページ……と順番にチェックしていきます。構成の流れが自然か、情報に抜けがないか、デザインに統一感があるか——そんなふうに見ていきました。
ここで気づいた修正点をメモして、また生成ツールに戻って個ページを微調整しました。この「生成→レビュー→修正」のサイクルを2〜3回回して、最終的な49枚が完成しました。

制作プロセスをAIが記録していた#
スライドを作っている間、僕のPCの画面操作をAIが自動で録画していました。ツールの名前をActivity Chronicleといいます。
何をしていたかというと——
- Notionで設計書を書いている画面
- 画像生成ツールでスライドを作っている画面
- PreviewでPDFをチェックしている画面
それらがすべて、自動的にタイムスタンプ付きで記録されています。
あとから記録を見返すと、「13:13〜13:18に画像生成ツールでスライド作成」「13:22〜13:25にNotionで設計書を確認」「20:56〜22:03にPreviewでPDFレビュー」と、作業のタイムラインがそのまま残っていました。
自分が書いたメモじゃありません。AIが勝手に画面をキャプチャして、OCRでテキストを読み取り、タイムラインに整理してくれています。後から振り返ると「あ、この時間はスライドの構成を悩んでたな」とか「ここで一気に生成したんだな」がわかります。
制作プロセスの「裏側」が自動で記録されています。この感覚はちょっと不思議でした。
ふりかえり#
AIでスライド49枚を作ってみて、いくつか気づいたことがあります。
まず、設計が8割です。AIに投げる前に、構成と内容をしっかり固めておかないと、出力もふわふわになります。Notionで設計書に時間をかけた分、生成のやり取りはスムーズでした。
次に、生成待ちの時間をどう使うかです。49枚を一気に出すと待ち時間が2時間以上になります。その間に別の作業を進めていました。待ち時間も含めると5時間半ですが、実作業の密度で見るとかなり効率的です。
そして、Activity Chronicleの存在。作業ログを振り返るとき、自分でメモを取らなくても詳細な記録があるのは、意外と助かります。このようなブログや月次の振り返りレポートにも使えます。
AIでプレゼン資料を作る。当たり前になりつつあるけれど、まだ「やってみた」段階の人が多いと思います。設計書をしっかり書いて、良いツールを選んで、レビューを丁寧にやれば、実用レベルのものはできます。
49枚でも。
Activity Chronicleの詳しい仕組みについては、こちらの記事も合わせてご覧ください。
