

なないナイト #04 リモートワークの健康管理と組織連携#
なないナイト第4回をお届けしました。今回のテーマは、リモートワークの健康管理と、組織内の役割分担についての話です。どちらも日々の仕事で直面しやすい話題なので、身近なところから考えを広げてもらえればと思います。
三日間、太陽を見なかった#
今回の収録前、こんな報告がありました。リモートワークで三日間ずっと自宅にいて、一度も太陽の光を浴びていなかった、と。
言われてみればわりとあるあるです。朝起きてPCを開き、会議とタスクをこなしているうちに夕方。外の空気も日光も感じないまま一日が終わる。体は動いていないし、気づかないうちに気分も沈んでくる。
日光や外の空気は、思っている以上に心の持ちように関わっています。リモートワークの便利さと引き換えに、こういう基本的なことがおろそかになりがち。今回のエピソードでは、健康を保つために何が大事か、なおてぃと一緒に正直なところを話しています。
狩猟民族と農耕民族#
ここからが今回の本題です。
3年くらい前に、ビジネスの役割を「狩猟民族」と「農耕民族」に例えて話したことがありました。それを今回改めて掘り下げています。
狩猟民族は営業に近い立ち位置です。目の前の獲物に向かって行動し、個人の力で成果を出す。一方で農耕民族は、土を耕し、仕組みや基盤を整える役割です。バックオフィスや企画、管理部門がこれにあたります。
大事なのは、どちらが優れているかではないこと。適性の違いです。どちらも組織には必要です。ただ、性質が違うので得意なことも苦手なこともはっきり分かれます。
狩猟民族は目の前のタスクに対してすごい集中力を発揮します。爆発的な成果も出せる。でも、方向性やKPIがはっきりしていないと力が出せません。的がないと走りようがない、という話です。
そこで農耕民族が効いてきます。土台を整え、システムを作り、明確な目標を設定する。その準備があることで、狩猟民族の力がきちんと組織の生産性に結びつきます。
営業とバックオフィスの壁#
狩猟と農耕、どちらも必要だと分かっていても、現場では摩擦が起きます。
「自分たちが会社を支えている」という意識が、営業側にもバックオフィス側にもあります。売上がすべてだという営業と、仕組みがなければ回らないというバックオフィス。お互いに相手のフィールドや苦労を理解していないことが、対立の原因です。
このあたりの話、同じような働き方をしている人には耳が痛いかもしれません。でも痛いからこそ、聞いておく価値があります。
遊牧民という第三の道#
では、この対立をどう解けばいいのか。今回のエピソードで一つの提案が出ました。「遊牧民的」な存在です。
部署に固定されず、営業の現場にもバックオフィスの現場にも入り、一次情報を集めて回る。そして双方の正確なニーズを共有する。これが遊牧民的な役割です。どちらかの味方ではなく、両方の現場を知ることで埋められない溝を埋める。
ただ、これを個人の善意に任せるわけにはいきません。経営層がこの遊牧民的な働き方をきちんと評価し、制度上でも正当なものとして組み込む必要があります。バックオフィスの重要性も含めて、正しく測れる指標と評価の仕組みがないと、どれだけいい考えでも絵に描いた餅で終わります。
この構造をどう作るか。組織づくりに関わる人には、ぜひ自分ごととして聞いてほしい部分です。
